サロンを経営していく上で避けて通れないのが会計ですね。
技術料金発生→お会計の会計ではなく、会社もしくは事業主のお金の出入りを記録する作業です。
詳しくはこちらの記事にありますのでご参考までに

https://www.saisoncard.co.jp/credictionary/bussinesscard/article268.html

会計処理の頻雑さ【美容業独立開業_経営_税務】

この会計の処理がまあとにかくめんどくさい。
例えば売上なら一日の売り上げの管理、そのデータを月次にまとめたもの、それを年間でまとめたもの。
更に材料費等の様々な必要経費の年間分、消費税等各種税金の計上。
それらを期末までにすべて揃えて纏めます。
そのデータで持って確定申告なり決算なりをする訳ですね。

更に請求書や領収書等の資料を全てまとめてファイリングし個人事業主なら7年間、法人なら10年間保存しなければなりません(これからは電子帳簿になるので紙保存は少なくなる傾向あり)
これらの処理をサロンワークの傍ら、もしくは店の休みの時間に処理しなければいけません。
非常にめんどくさい訳です。

我々はハサミを握る事に関しては勉強してきましたが、会計の勉強など全くしてこなかった訳ですから苦手な方が多いでしょう。
しかも計上のミスはそのまま追徴課税を課されたりするリスクになり得ます。
事業を継続していく上で非常に大事になってくる作業であるとも言えます。

記帳代行とは【美容業独立開業_経営_税務】

例えばこういうサービスがたくさん世の中にはあります

ではこの作業全ての事業者が自分でやっているかと言えばそんな事は無く、外注できるんですね。
しかも担当の税理士事務所が引き受けてくれます。
月の売上表と通帳のコピー、かかった経費の領収書データを送るだけ。
あとはお任せあれと言わんばかりに全てやってくれます。
月次で試算表等が送られてきて定期的に打ち合わせをするくらいの非常に楽なコース
これを記帳代行と題している事が多い印象です。
サロンワークに集中してください「あとはやっておきます!!」
という事ですね。

記帳代行のメリットとデメリット【美容業独立開業_経営_税務】

https://www.all-senmonka.jp/guide/2340/

記帳代行のメリット

記帳代行をしてもらうメリットは上記でも挙げたように楽であるという事です。
楽である=作業時間がかからないという事になります。
例えば月に一回休みを使って全ての会計処理をして専用ソフトにデータを打ち込み、領収書の整理をしてファイリングしてと作業時間がかかりますね。

この作業にかかる時間をお金で買うという事でもあります。

この時間があれば他の業務に充てることが出来ますね、休日であれば家族サービスができるかもしれません。
技術の研鑽や打ち合わせの時間に使えます。
記帳代行に限らずお金を払って代理でやってもらえる物は全て、「本来使うはずだった時間」が浮く事を意味します。
失うと二度と戻らない時間を資産と考えるのであれば見えない資産を消費しなくて済むという事かと思います。

記帳代行のデメリット

記帳代行メリット・デメリット

ではデメリットがあるのかというとあるんです。
メリットの所で説明した内容は、記帳を代行してもらう代わりに時間がお得になりましたね?
デメリットはお金と得られるはずだった経験を失うという事です

金額の部分はどの会社で頼むかによりますので一概に言えませんが月額で数万円の支出
それが年間ですから一定の支出になります。
当たり前ですが自分でやればその分は無料になります。

記帳を自分でするという事は税務のルールや入力方法を覚えなければいけません。
この項目は課税なのか非課税なのか、この領収書は損金で計上でき得るのか、クレジットカード売上は売掛金?
本則課税と簡易課税って何?
これらの訳の解らないものを理解していく作業がついてまわります。(めんどくさい)

慣れないうちは訳も分からずメチャクチャに入力してしまったり等、実際私もやりました。
ただこの作業にもいつかは慣れ、ルール通り仕訳けられる様になってきます。
年数が経てば経つほどに経験値が溜まっていきます。
この経験は自分で勉強したり教えてもらいながらやるからこそ手に入るスキルであり、記帳代行の場合代理で作業してもらう分経験が無い訳ですから、実践ができません。
この経験を積む作業ができない事はある意味デメリットと言えるでしょう。

「税務をちゃんと覚えておきたい」「自分でできるようになりたい」
でしたら自分でやる事をおススメします。

ではどうするのが正解か【美容業独立開業_経営_税務】

正解はどうしたらよいでしょう?
私からは最適解は人によるとしか言えません、何故なら上記のメリットデメリットだけで考えても事業主の考え方一つで変わる内容だからです。

両方良い所どりするのであれば、創業から法人化してしばらくするまでは自分でやって
その後記帳代行を利用するのもありかもしれませんね。
理解の為の経験値を得てある程度のレベルになってから人に任せる。

ちなみに私個人は日々の記帳から領収の仕分け等はまだ自分でやってます。
ご自身の考え方とやりたい事で決められるのがよろしいかと思います。

https://www.freee.co.jp/kb/kb-accounting/what-is-bookkeeping/

自分で会計業務をやる場合の会計ソフト

https://www.yayoi-kk.co.jp/zeirishi/substitute_selection.html

全部自分でと言いながら今はとても便利な時代になりまして、世の中には便利な会計ソフトがたくさんあるんですよね。
銀行口座と自動連携してくれたり、クレジットカードの履歴を連携してくれたりと非常に便利になっています。
昔は全て手作業で手計算だったなんて、その手間考えると震えますからありがたい時代になったんだなと思います。
以下にいくつか
載せておきますね。
クラウド型とインストール型があるんですが私は断然クラウド型がおすすめです。
以下にクラウド型の会計ソフトのリンクを貼っておきますね。

おすすめ会計ソフト【美容業独立開業_経営_税務】

freee

弥生クラウド

マネーフォワード

まとめ

自分の事は最終的には自分で決めるのが事業主
どんな考え方で行こうと自由です。
しかし事業を営んでいる以上、会計からは逃れられませんのでしっかり対応していきましょう。

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