よく聞かれますね、この内容。

今迄沢山修行してきてついに独り立ちしようという所

最近流行りの業務委託サロンに行くべきか?

それともお店を持つべきか?

両方を経験した私がお応えいたします。

業務委託と面貸しと新規出店サロンそれぞれの違い

業務委託サロンとは

業務委託とはサロンオーナーが集めたお客様を、個人事業主であるフリーランスの美容師が
オーナーから委託されて担当すると言う事。
パッと聞いた感じ通常の美容室と何が違うの?
って感じですよね、ポイントは自分自身が雇用されている訳では無くフリーランスであるという事。

サロンに雇用されている社員と違いフリーランスは出社も退社も自由、仕事している時間以外は極端な話バックルームで寝てても自由。
遊びに行こうが家に一旦帰ろうが自由です。(お店によってルールはありますが法律上は自由です)
その代わり保険も税金も自分で払うし、もちろん完全歩合制、風邪を引こうが事故に遭おうがお客様との訴訟沙汰になろうが会社は守ってくれないという、責任を伴った自由を享受する存在という事。耳触りいいな~笑
そのフリーランスとして働いている美容師に、サロンオーナーが業務を委託するので業務委託。指名なしのフリーのお客様を担当して40%歩合、指名してくださったお客様で50%歩合という所が多く、一日に何人のお客様を捌けるかがその日の給料に直結すると言うまさに弱肉強食の世界です。
施術料金はお店が決めた料金でやる事が多い印象です。
めちゃめちゃ拘って60分でお客様を仕上げてもいいですし20分でも自由です。
最近はアシスタントがいる企業も増えてきましたので、アシスタントに手伝ってもらって効率よく稼げるお店もあります。
ただ通常雇用のお店みたいに施術者側のいつもの癖、薬、お客様を覚えているアシスタントではありませんし
専属でついてくれる訳では無いので売上の宛にするのは難しい面もあります。
どちらにせよ独立しているのであれば一人でどうできるのか?が大事になってきますね。

独立

面貸し&シェアサロンでの独立

こちらも業務委託と同じくフリーランスの働き方、違いは
お客様は自分で呼んできてください
セット面は貸しますという事。
よくあるのは一人のお客様の施術代金のうち席使用料、電気水道代、諸経費込みで○○万円。
もしくは施術料金の%。
施術料金も利用者個人で決めます。
例えば「私のカットは5万円~です。」と謳ってもお客様が来て下さるのであればもちろん問題ありません。
弊社のナカノシェアサロンもこちらの部類に入ります。
通常営業中の美容室の一席をいくら〜で貸しますのスタイルや、シェア用の席が同じフロアに何席もあり共用で使うスタイルの店、完全個室になっているナカノシェアサロンの様なスタイル。
事業者によって様々な駅に様々な形で場所が用意されています。

ポイントは指名してついてきてくださるお客様がたくさんいるなら面貸し、お客様がついてないなら業務委託という選択が簡単にですが出来るかと思います。(本当は本人の状況によって細かく色々ありますがここではあえて割愛します)

店舗出店独立

文字通り店舗オーナーになって店を出店するという事ですね。

開業

自分のやりたいように、やりたい場所で、やりたい値段で、内装も何もかも自分自身で決めてやります。。
これまで説明してきた面貸しと新規出店はブランディングもマネジメントも全て自分でやります。(本当はフリーランスは本来全てですよ)
上記2つと大きく違うのは店舗の独立出店は家賃等の固定費が大きくかかってくると言う事です。
給料をいくら取れるかは自分次第ですが、例えば最初の家賃の設定を間違ったり顧客数が少ない状態で始めると手取り20万以下でもまだいい方で、しばらく赤字続きなんて事も良くあります。

業務委託面貸しか店舗出店どちらが良いか

これは一概にどれがいいとは言えない所ですね。

例えば

  • 「ヘアメイクの仕事や美容と違う仕事をしながらその合間に仕事したい、お客様は沢山いて皆さんついてきてくださる。」
    その場合は自由度の高い面貸しがオススメです。
    好きな時間にスポットで借りる事によって固定経費を減らつつ、メインのヘアメイクの仕事に機動的に対応できるのが望ましいのでは無いでしょうか。
  • 「○○駅でまだ今は無いこんなお店をやりたい、内装はこんな感じでこんなヘアスタイルの作れるお店をやる、自分になら出来る!」
    この場合もう文句なしに自分のお店を持たれた方が良いでしょう。
    むしろ応援します(連絡下さい)
  • 「出産子育て等でブランクがありもう一度美容師として働きたいが再就職するほど時間の融通が利かないが少ない時間でもバリバリ働きたい。」
    この場合業務委託がオススメかもしれません
    (扶養に入っている場合は年間の収入に気を付けましょう)
    利用者側が集客する訳では無いので、集客にかかるリソース(手間)が少なく
    お店にもよりますが、本来は好きな時間に帰れるはずです。
    美容が好きで美容室で働きたいけど、決まった時間に帰らなければいけない主婦美容師さん達には向いている形態かなと思います。
  • 「店を持ちたい訳では無いし気楽に働きたい、余った時間で他の事がしたい、」「独立前に腕を磨くためたくさん客数をこなしたい、」「業務委託系の美容室を出店したいのでノウハウを見ておきたい。」
    この場合は業務委託ですね。

軽く例を挙げてもこの通りでそれぞれの人生によって色んな働き方や選び方があるものです。
独立を考える際は何故そうしたいのか?
よく考えましょう。

出店でも個人事業主でも独立は独立

こちらは多くの美容師さん達と話してきて理解されてない方が少なからずいらっしゃる所。

そう、どちらにせよ独立なんです、店舗を持とうが持つまいが一人の個人事業主又は法人として
人に雇われている状態をやめ、自分の力で納税し生活をしていくと言う事になります。

みずからの給料は自分次第、税務調査で追徴金を払う羽目になるのも自分次第、無理をし過ぎて体を壊す、サボって売上が下がる、ぜーんぶ自分のやった事の結果になってきます。

独立しないで雇われるという事は会社が最低限の事を守ってくれているという事実です。
会社が皆さんの代わりに支払っている目に見えないお金や労力というのは無くなってみるまで気付かないものです。

独立をする事もしない事もよく考えて選択しましょう。

さてこの様にフリーランスで働くと言ってもやり方が様々で人それぞれに進む道が違ってくるものです。
自分の中の何故が決まったら動き出しましょう!
我々ナカノシェアサロンはご相談も受け付けていますのでいつでもご連絡ください。

他参考資料

https://www.scat.jp.net/useful/2020/01/22/129

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