よく聞く言葉でなんだかわかった風に答えちゃったりなんかするけど減価償却ってなんだろうってお話
目次
減価償却とは何か
例えば出店の際色々とお金がかかりますよね。
シャンプー台を買いました。
ボイラーを買いました。
PCを買いました。
思っている以上にお金が出ていきます。びっくりしますよー、
通帳からぽんぽんとゼロが消えていきます。
ある意味では気持ちいいです。
さて前にお話した経費ですね、経費ってなんでしたっけ?
そう、事業を営むに当たって使うお金の事ですね。
その年に使った分を確定申告なり決算で計上するんでしたね。
儲かった分から経費を引いて利益が出るんでしたよね。
では出店した時に使った数百〜数千万円はその年の期末に計上できるでしょうか?
答えはNO!
そうダメなんです。
だってお店を出す為に使ったお金なんですから経費に決まってますよね?
先ほどのボイラーやシャンプー台やらは無きゃ仕事になりませんしお店を構成する要素のはず
でもダメなんです。
なぜならサロンにある全ての物に耐用年数なるものが法律で決められています。
ボイラーなら〇〇年、〇〇なら〇〇年。
一気に計上できないんですよ。
決められた耐用年数を経過しないと計上しちゃいけないんです。
これが減価償却です。
以下国税庁の耐用年数のリスト一部をリンクで貼っておきますね。
例えば100万円する応接セットを買ったとします。
応接セットの耐用年数が5年だとすると、毎年20万円ずつ
経費として算入して、5年経った後6年目からは経費にならない事になります。
つまり5年間に分けて経費計上していく訳ですからサロンの様々なもの全てにタイマーがくっついている事になりますね。
違う言い方をすると減価償却は分割払い。具体例
全ての物にタイマーがくっついている。
そのタイマーがくっついているものを時間が切れるまで使っていく考え方になります。
先程の例で100万円の応接セット、美容室なので応接セットは受付と待合のソファとテーブルだと思ってください。
そこに100万円かけました。
100万円を経費で使っているんだから、年度終わりに100万円経費で損したよと申告したい。
でも耐用年数なるもので分割にしなければならない。
ここまでは大丈夫ですか?
具体例
100万円の5年で分割すると60回ですね?
12ヶ月で20万円計上するとして、1ヶ月あたり¥16,666
つまり毎月¥16,666ずつ5年間に渡り経費計上できるという事になります。
100万円を60回払いで買ったようなものですね。お金はもちろん先に払っているんですが経費としての計上
つまり帳簿上の損は分割払いですよという事です。
いかがでしたか?
この辺でもう訳が分からなくなってきますよね、先にお金が消えているのに帳簿上その価値を5年に渡って計上していく。
でも会計上は訳が分からなくなりません、ちゃんと使ったお金の記入する項目や今説明している減価償却の部分
もちろん年度の売上も全部別で記入する所がありますし、ちゃんとできるようになっています。
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減価償却はパッと聞くとややこしいですが、一年に一回の決算や確定申告の時期には必ず目にする数字です。
よく覚えておきましょう
参考サイト
https://www.freee.co.jp/kb/kb-blue-return/depreciation/
https://support.yayoi-kk.co.jp/business/faq_Subcontents.html?page_id=690
https://it-trend.jp/fixed_asset_management_system/article/180-0027